[見せます、社員愛用オリエントスター]普段使いにふさわしい実用性に加えて、太古の時間に浸れるロマンもあります
2023年2月28日
オリエントスターのコレクションを把握し、各モデルの特徴を熟知している人といえば……そう、オリエントスターに関わる社員たちです。毎日のように自社の時計と向き合っている彼らのお気に入りの一本とは? その時計のどんな部分に惹かれ、どのように楽しんでいるのか、社員の愛用オリエントスターについてレポートします。今回は営業企画担当のAさんに聞きました。
文:with ORIENT STAR 編集部
- Aさん、30代
- ○職種 営業企画
- ○趣味・好きなこと 時計、カメラ、音楽
- ○愛用時計 クラシック メカニカルムーンフェイズ(RK-AM0001S、現行品はRK-AY0101S)
Aさんの「愛用時計」はいつ頃、どんなきっかけで入手されたのでしょうか。
このクラシックコレクションのメカニカルムーンフェイズは2017年に発売されたのですが、そのタイミングで一目惚れして、即決で購入しました。
最も気に入ったのは、ローマ数字のインデックスや月齢が織りなすクラシックなデザインです。さらにムーブメントの動きが時計の表側から楽しめるセミスケルトンだったこともポイントでした。
どちらかというときれいめな服装が多いのですが、平日のビジネススタイルから休日のニットなどのトップスまで、さまざまな場面や服装に合わせられて重宝しています。腕時計が好きで、国産と外国製を合わせて23本持っていますが、夏場を除いた過ごしやすい時期はこの月齢モデルを頻繁に着けていますね。
文字板のオープンワークや月齢表示、さらにはパワーリザーブ表示まで付いていて、一見ごちゃついているようにも思えますが、文字板と針の視認性は抜群です。また、時計裏面のシースルーバックから見えるムーブメントの仕上げや青焼きのネジなども、20万円以下という価格の割に手が込んでいるなと、自社の製品ながら感心しました。
精度も安定していて、日常的に使っていて時間が大きくずれることはまずないですね。マジックレバー搭載の自動巻きムーブメントは巻き上げ効率が良いので、普通に着けていればゼンマイが切れることがなく、手巻き機能を使用する機会もほとんどありません。
それと、オリエントスター全般のモデルに言えるのですが、パワーリザーブ表示が便利です。どれくらいゼンマイが巻かれているかが一目瞭然なので、いつ止まってしまうかと心配になることもありませんね。
発売されてすぐに購入したので、職場の人には「もう買ったの?(笑)」と驚かれました。当時、私は設計部門に所属していたので、実際に設計した先輩や組立に携わった先輩から製造の裏話が聞けたり、設計チームのサンプルとしてこの時計が活用されたりと、職場での思い出が多いですね。
歴史はあまり詳しくはないのですが、大昔は月の満ち欠けを暦として活用していた時代もあったそうです。この時計に表示される月の満ち欠けを見て、「昔は月の初めだったのかな」などと太古の時間に思いを馳せることもできる時計です。