「FORZA STYLE 『腕時計魂!』」のロック福田氏と丸山尚弓氏が、オリエントスター新作発表会に登場!
2023年6月28日
2023年4月21日、「エプソンスクエア丸の内」にある特設ステージ。準備にいそしむ多くのスタッフに取り囲まれ、その中央に4名の男女が座っている。
向かって右側に座る男性2名は若干緊張してこわばった面持ち。一方、向かって左側に座る男女2名は、少しピンと張りつめたその空気を逆に楽しんでいるかのような余裕の表情で、笑顔も自然に浮かんでいる。
にこやかな表情で特設ステージの左側に座っているその男女は、ロック福田氏と丸山尚弓氏。二人の時計談議が楽しい動画コンテンツ『腕時計魂!』は、スマートな40代に向け、メンズファッション&ライフスタイルを提案する講談社のウェブマガジン「FORZA STYLE(フォルツァスタイル)」において高い人気を誇っている。
この日、ロック福田氏と丸山氏をお迎えして、「アバンギャルドスケルトン」「メカニカルムーンフェイズ M45」の新作発表と『腕時計魂!』の生配信イベントが実現した。
同モデルの開発陣(特設ステージの右側に座った2名)とともに大いに盛り上がったこのイベント。一見の価値があるその実際の様子は動画で追体験していただくとして、ここでは、会場で十分にお伝えしきれなかった新作の特徴や魅力についてご紹介する。
その探求心が「アバンギャルドスケルトン」
電波望遠鏡で見えたものは何か?
『腕時計魂!』で「アバンギャルドスケルトン」のデザイン担当者が語っていた、野辺山の天文台にある世界最大規模の電波望遠鏡。この天文台は長野県南佐久郡南牧村野辺山にあり、正式名を国立天文台 野辺山宇宙電波観測所という。
口径45mにも及ぶ電波望遠鏡の巨大なパラボラアンテナは、風や温度差によってわずかではあるが形が変わってしまう。テクノロジーを駆使して、その変形を最小限に抑え、またその歪みを精密に計測し、微調整を行うことで高い精度を保っている。
「アバンギャルドスケルトン」のデザインチームは、商品開発の段階で実際にこの観測所を訪問し、テクノロジーを通じて宇宙の神秘を解明していく姿勢に大きな感銘を受けた。そして、自分たちも宇宙へのロマンを追求するべく、この時計の開発を進めていった。
「探求心」を可視化する
野辺山の電波望遠鏡に大きな刺激を受けたデザインチームは、その構造や精度へのこだわりを「アバンギャルドスケルトン」に反映させていく。各部品の高次元な組み合わせ、高精度を実現するテクノロジーの採用など、大胆かつスタイリッシュなデザインで、この時計のコンセプトでもある「探求心」を見事に可視化している。
「アバンギャルドスケルトン」が搭載しているのは、自動巻きムーブメントの「F8F64」。ここには、オリエントスターで自動巻き初のシリコン製がんぎ車が採用されている。探求の末にたどり着いた、「青」の魅力について語っていく。
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青のシリコン製がんぎ車、そのモチーフとなったのが天の川銀河。見る時間、見る角度などによって異なるこの「青」をシリコンで再現するために、nm(ナノメートル)単位で膜厚をコントロールして光の反射率を調整。独自の高精度製造技術で、こだわりの「青」へ。
シリコン製がんぎ車という「軽さ」を手に入れることで、パワーリザーブが約10時間も延びて約60時間へ。インジケーターに新たに記された「60」が誇らしい。それは、オリエントスターの時計技術とエプソンのプリンター技術(MEMS加工技術)、その融合の成果だ。
輝ける星へ、「メカニカルムーンフェイズ M45」
“変わらない美しさ”へのステップ
時代が移り変わっても、“すばる”に変わらない美しさがあるように。「メカニカルムーンフェイズ M45」も“変わらない美しさ”を追求。光の角度で表情が変わったり、夜空をグラデーションで表現したりなど、さまざまな技巧を凝らした文字板に注目したい。
『腕時計魂!』では、ロック福田氏と丸山氏はもちろん、おそらくは生配信中の視聴者の目もくぎづけにしたであろう「メカニカルムーンフェイズ M45」文字板のステップサンプルである。今回、あらためてその一つひとつを紹介していく。
① 独自技術の特殊なプレス加工により、ブランクの板に美しい型打ち模様が施される。
② 手作業のブラシ加工により、放射状の目付を付けていく。この工程で一層輝き
が増していく。
③ 6時側のサブダイヤルにレコード挽きを入れ、下地メッキを掛ける。
④ 今回の文字板のベース色となる、透明感のある特殊なブルー塗装を丁寧に重ねていく。
⑤ ポイントとなる工程。より深みのある表現を実現するために、グラデーション塗装を
施す。このグラデーション塗装により、宇宙の奥深さが強調されていく。
⑥ 厚く重ねられたクリア塗装と磨き上げ工程、輝くすばるを表現するモミツケ加工によるインデックスやサブダイヤルのダイヤカット加工など数多くの工程を経て、丁寧に仕上げられていく。
⑦ 上板の最終工程。印刷と乾燥を何度も繰り返すことで実現する肉盛りローマ印刷、最後にブランドネーム印刷により命が吹き込まれる。
「アバンギャルドスケルトン」と「メカニカルムーンフェイズ M45」の神髄を語った生配信イベントのアーカイブ映像はこちら!
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