すてきなライフスタイルを送る女性たちが語る「この冬、私たちが欲しい時計、一緒に着けたい時計」

2022年12月21日

きらびやかにライトアップされた街並みに自然と気持ちが高ぶるこの季節。今年も年末のギフトシーズンがやって来ました。この一年頑張った自分へのご褒美に、パートナーとの情愛のシンボルに、世の女性たちはどんな気持ちでギフトに向き合っているのでしょうか。今回はオリエントスターがこの冬に贈る「ムービングブルー」シリーズの時計について、すてきなライフスタイルを送る女性たちと同シリーズのデザイナーに話を伺いました。

文:with ORIENT STAR 編集部

※取材は十分な感染対策を行って実施しています

[参加者のプロフィール]
Yasuko Uno:ライフブライトコンシェルジュ
Yoko Suzuki:ジュエリーデザイナー
Minori:モデル、ダンサー
Miki Yokota:セイコーエプソン所属デザイナー

ペアは「気づく人は気づく」くらいがちょうどいい

――今日は皆さんに、ギフトとしての腕時計やペアウォッチについてご意見を伺いたいと思います。まずは、簡単に自己紹介をお願いします。

Yasuko Unoさん(以下Yasuko) 初めまして。私は男の子2人のお母さんです。一方で、女性たちがいきいきと豊かに生きていけるようなエッセンスをいろいろな形でお伝えする、ライフブライトコンシェルジュという活動をしています。今日はよろしくお願いします。

Yoko Suzukiさん(以下Yoko) 私はジュエリーを個人で作っています。以前、ニューヨークでジュエリーデザインを学び、帰国後に自分のブランドを立ち上げてジュエリーデザイナーとして活動しています。2歳の子が1人いて、母親業もしています。

Minoriさん(以下Minori) 初めまして、Minoriです。私は2021年の春に大学を卒業して、今はモデルとダンサーをしています。パートナーが女の子なのですが、自分の表現を通して、性別を超えてお互いを尊重し合うことの素晴らしさ、大切な人に性別は関係ないよね、ということを前向きに発信していきたいと思っています。

Miki Yokota(以下Miki) 私はセイコーエプソンで時計のデザイナーをしている横田です。仕事内容としては、主にオリエントやオリエントスターのレディースウオッチのデザインを担当しています。よろしくお願いします。

Yasuko Unoさん。日系エアラインの客室乗務員を経て出産・子育てに専念。国際線ターミナルのコンシェルジュとして復帰。その後起業し、現在は都内で「Essence Lounge」を主宰。今を生きる女性に向けて、人生を豊かにするエッセンスをさまざまな形で届けている。Instagram:@yako0108
Yoko Suzukiさん。単身渡米し、ニューヨークを拠点に活躍するジュエリーデザイナー、クリストファー・フェーラン氏に師事。2年間、ジュエリーのデザインや製作を学ぶ。帰国後、自らのブランド「Vitis」を立ち上げる。植物の枝や蔓を思わせる曲線を特徴とする新芸術「ユーゲント・シュティール」からインスピレーションを得たジュエリーを制作する。Instagram:@vitis.jewelry

――ありがとうございました。では早速本題に、腕時計というのはギフトの候補に挙がるものでしょうか。ギフトで腕時計をもらう、もしくはあげるということはありますか。

Yoko 私にとっては一番もらってうれしいものの一つです。というのも、ジュエリーは昔から好きでもらったらうれしいのですが、今は自分で作り始めているので。それ以外で肌身離さず着けられるものとなると時計だと思います。大切な人からもらったものをずっと着けていられる感覚がうれしいですね。

Minori 私の場合は、私自身も友だちも時計を着けることがほとんどないので、あとは値段がちょっと高いということもあって。あまり選択肢に挙がってこないですね。プレゼントは相手が欲しがっているものを選ぶことが多いです。

Miki 私は時計のデザイナーという職業柄、プレゼントしやすいものです。この人はこんなスタイルだからこの時計を、みたいな感じで贈ることが多いです。

――Yasukoさんはいかがですか。

Yasuko 時計をプレゼントするって、結構特別なことというイメージがあります。この会のお話をいただいてから時計について振り返ってみて思い出したのですが、私の両親がペアウォッチを着けていることが多かったんですよ。2人とも他界しているのですが、そのペアウォッチが今も残っていて。父はよくペアで時計を買って母にプレゼントしていたんだなって、改めて思って。

Minori すてきですね。

Yasuko 私自身はパートナーへの結納返しが時計だったので、そのイメージもあって特別なものという印象だったのですが、でも両親のことを思い出して、一緒に選びに行ってお互いにプレゼントするのはいいなと思います。時計のペアなら気兼ねなくできますし。お洋服のペアは、私はちょっと躊躇してしまいますが……。

Minori テーマパークに行くのかな、って思いますね。

Yasuko ゴルフでもペアのウエアを着ている人がいて、それはそれでいいと思うんですけれど、私はできないなって。その点、時計ならちらっと見えてもすてきだなと思えます。

Yoko 夏場だと目立つかもしれませんけれど、冬だと本当にちらちら見える感じじゃないですか。メンズとレディースの時計はフェイスの大きさも違いますし、ペアでもそれほどペア感が強くないというか。さりげないペアルックの感じがすてきだなと思います。

Yasuko 気づく人は気づく、くらいがちょうどいいと思います。

Minoriさん。学生時代にチアダンスの世界大会に4度出場し、2度の優勝、1度の準優勝に輝く。大学卒業後、モデルやダンサーとして活動。ジェンダーを超えて人々が尊重し合うことの素晴らしさを伝えることを自身の表現の源とする。アーティストのMVや大手衣料品メーカーのCMなど活動領域を拡大中。Instagram:@minori_0126
Miki Yokota。セイコーエプソンに所属するデザイナー。オリエントとオリエントスターブランドのレディースモデルを中心にデザインを手掛ける。この秋発売された「ムービングブルー」シリーズでは、レディースモデルのデザインを担当した

Miki 今回の「ムービングブルー」もペアを意識してデザインしているのですが、全く同じではないんですね。ペアの場合、全く同じデザインと、例えばテイストだけ寄せているものと、どちらがいいと思いますか。

Yoko どちらもいいと思いますよ。全く同じデザインでも、サイズが変わるだけで印象は違うと思うので。以前ペアウォッチを持ったことがあって、そのときは相手の大きい時計を借りて着けることもありました。昔は女性が大きい時計を着けることがそれほど一般的ではなかったので最初は抵抗があったのですが、実際に着けてみると意外にかわいくて。今は女性も大きい時計を普通に着けますよね。

Minori 皆さんのお話を聞いたり、実際に時計を見たりして、興味が湧いてきました。一緒に着けていたら、時計を見ただけで相手のことを思い出しそうですし。女の人ってそういうのですごいパワーが出ると思うんですよ。新しい世界が広がった感じがします。

第一印象は「インテリジェントで優しげ」

――では、オリエントスターの「ムービングブルー」を実際に見ていただきましょう。デザイナーのMikiさんからお話があったように、ペアウォッチとしても着けられるデザインになっています。

2022年9月に発売された「ムービングブルー」シリーズから、ケース横径30.5mmのクラシックセミスケルトン(写真手前、RK-ND0017L)と、同41mmのモダンスケルトン(RK-AV0120L)

Minori 中のブルーの色が私はすごく好きで、カラー最高!っていう印象です。画像で見ていたときは分からなかったのですが、この表面(のガラス)がぷっくりしているのがかわいいと思って。実際に手に取って見ないと分からない良さですね。

Miki ガラスと文字板がぷくっと丸くなっているのが印象的ですが、それに合わせて中の針の先端をカーブさせているんです。

Yoko 針もカーブしているんですね。

Miki そう、カーブしています。中の機械に対してガラスと文字板をドーム状にして、針を覆いかぶせるように曲げると薄く見える効果があるんですよ。レディースは薄さを重視しているので。

Yoko 横から見た表情がかわいいですね。

Yasuko そうですね。優しい雰囲気がします。

Minori 中のブルーがぱっと目に入ってきましたけれど、ピンクゴールドの色みも親しみやすいです。イエローゴールドよりも優しい雰囲気があって着けやすそうな印象です。

レディースモデルを試着。時計のケースが薄く見えるよう、風防のガラスや文字板に膨らみをもたせている

――Yokoさんの第一印象はいかがですか。

Yoko コンセプトが「夜明けの海と空」と伺っていまして、まさにそういうネイビーのカラーで、落ち着いた大人の印象だなと思いました。あとベゼルがピンクゴールドカラーということで、日本人の肌にはなじみやすい色なんですよね。イエローよりもホワイトよりもピンク。そういった点でも、すごく日本人が着けやすい時計だなと思いましたし、コンビネーションなのでジュエリーとも合わせやすいと思いました。

Yasuko 私もネイビーが好きなのですごくしっくりきました。ピンクゴールドの色みも日常的に着けやすいですし、若い人にもいいんだろうなと思います。ゴールドでもなくシルバーでもなく、プラチナでもないという。今、アクセサリーもいろいろ混ぜるのがはやっているじゃないですか。色みをそろえなければならないということはなくなっているので。派手すぎないから取り入れやすいですよね。

Miki うれしいですね。ムービングブルーでは、年末のスペシャルらしさも表現したくて、ピンクゴールドカラーをあしらったものを出してきています。

Yoko ホリデーシーズンらしいですね。

Yasuko 華やかですよね。気持ちも華やかになるような。

Miki ありがとうございます。実際に着けてみてください。

Yoko 留め具の部分がプッシュ式になっていて、女性に優しいデザインですね。

Miki そうなんです。薄く見せるデザインにするためにも両プッシュ式にしています。腕の裏側まできれいに見えるバンドにこだわり、時計をアクセサリー感覚で着けていただけるようにしています。またこの両プッシュ式の留め具は、すてきなネイルを傷つけることなく、すんなり外せると思います。

女性向けモデルのメタルバンドのバックル(留め具)は観音開きの両プッシュ式。見た目にエレガントで開閉もスムーズ

Yasuko ダイヤルの一部に穴が空いているんですね。今まで見たことがなかったですが、中の機械がこういうふうに見えていていいんだ、と思いました。かえって珍しいから特別感があります。

Yoko 確かに女性がスケルトンの時計を着けているのはあまり見ないですね。でも、だからインテリジェントな感じがしてすごく格好いいかも。フェイス全体がスケルトンになっていたらちょっと過剰かなと思うんですけれど、でも一部がちらっと見える感じが程よくて、すごく知的な印象です。女性でも着けやすいと思いますね。

Miki 表面は文字板の一部、ちょうど9時の位置に穴が空いていて、セミスケルトンと呼んでいるんです。穴の奥で小さなパーツがチクタクチクタクと動いていて、それを見せるために空けているんですよ。

Minori 本当だ。チクタクチクタクしていてかわいいですね。

Miki サイズは、やっぱり小さい方がいいですか?

Yoko 私はこのメンズくらい大きい方が好きです。カットソーやニットの上から着けてもいいですよね。

Yokoさんが「このくらい大きいほうが好き」と話す「セミスケルトン」(RK-AT0015L)は、ケース横径39.3mmというジェンダーレスなサイズ

「おしゃれを意識して選んでくれた」と感じる

――では続いて、この「ムービングブルー」を皆さんだったらどんなファッションと合わせて着けますか。

Yoko こういうデザインだとビジネスシーンでも合いますし、逆にオフのときもデニムなどにも合いますよね。オン・オフ問わずに着用できるかなという印象です。

Yasuko そうですね。あんまり改まらず、気軽に着けられるかな。人前に出るときや、人に会うときでも失礼がなくて、マナー的にもちょうどいいと思います。

Minori スーツに合わせている自分もイメージできますし、今日の服装だからというのもあって、ニットなどの上から着けている自分もすごく想像できます。時計って場所とか会う人によって変えなきゃいけないイメージがあるんですけれど、皆さんがおっしゃるように、このデザインはどこにでも着けていけるなと思って。こういう時計を1個持っていたらすてきな女性になれそうだなって、すごく妄想しちゃいました。

ニットの上から時計を着けるMinoriさん。ホワイト、シルバー、ネイビーの中でピンクゴールドが優美さを添える。「このまま着けて帰りたいです」とお気に召した模様

――では、この時計をしている男性に対しては、どんな印象を持たれますか。

Yoko 第一印象としては知的な感じの男性だなと感じます。あとはファッション感度に優れている方なのかなという印象も受けますね。ネイビーは品がありますし、それとピンクゴールドカラーがそれほどギラギラしていないのでいやらしい印象も受けず、本当に品がある男性というイメージです。

Yasuko ネイビーに品がありますよね。あまり前に出すぎず、上品な立ち振る舞いの方なんだろうなと。それでいてファッションやトレンドにも疎くない方というイメージなので、印象はすごくいいと思います。

Minori さっき男性が着けているのを見て、とても優しそうだと思いました。ネイビーが好きなので好みが一緒かなって思うのと、あとはピンクゴールドの色みなのかな、柔らかそう、優しそうだなって思います。

Yoko これがイエローゴールドだったらちょっと華やかすぎるかもしれないけれど、ピンクゴールドだから優しい印象ですね。

Yasuko 革ベルトのモデルはベルトのネイビーに品があっていいと思います。これが黒だったらもう少し強い印象になっていたかも。

Miki デザイナーとして思い描いていたのはおしゃれな人のイメージでした。でも今日、知的なイメージもあると伺って、新しい発見でしたね。

「夜明けの海と空のようなストーリーを添えて贈るのもいいと思います」と口をそろえる参加者の皆さん。デザインだけでなくコンセプトも響いたよう

――男性が1本目に選ぶ時計は黒や白の文字板のものが多いのですが、例えば2本目の時計として、皆さんと一緒に着けたいと思って選んでくれたとしたら、うれしいですかね?

Minori うれしいです!

Yasuko うれしいですね。黒や白のほうが選びやすいと思うんですけれど、こっちのほうがおしゃれを意識して選んでくれたのかなと思います。

Yoko 時計単体で見ると、コンビネーションカラーのものは大丈夫かな?と不安に思われる男性もいると思うんですけれど、実際に着けてみるとそれほど主張が強くなく、肌なじみもいいと思います。

――では最後に、パートナーとこの時計をペアで着けて、どんなところに行きたいですか。

Yasuko 本当に日常に溶け込むデザインなので、何か特別なシチュエーションじゃなくても、さくっとご飯食べに行くときにお互い着けて、みたいな。スペシャルな場面でなくてもいいかなと思います。

Minori 私はコンセプトにあった夜明けの海辺に行ってみたいと思いました。海辺で太陽が昇ってくる光景をまだ見たことがないので、そういう新しいところに連れて行ってくれる時計かなと。私は大学の3~4年がコロナ禍で、みんなでどこかに行くということができなかった時期もあって。これからいい未来があるよねというメッセージが含まれているものを身に着けられるのは、それも大切な人と身に着けられるのは、それだけで幸せだなと思います。

Yoko もちろんすてきなレストランでディナーもしたいですし、でも一方で、日中にラフな格好で、例えばデニムにゆるめのニットなどを合わせた格好にこの時計を着けて、ピクニックなんかに出かけるのもいいなと思いますね。

――おしゃれなディナーからピクニックまで、街中から海辺まで、本当にシーンを選ばずに一緒に着けられそうな時計ということですね。今日は女性視点ならではのご意見を伺えて、とても有意義な時間でした。どうもありがとうございました。

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https://andpremium.jp/feature/epson-2022/