[見せます! 社員愛用オリエントスター] 針がジャンプする! レトログラード機構に魅了されました!

2024年11月29日

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社員が愛用するオリエントスターを紹介する連載企画。今回の登場するのはWP・CS品質保証部 /エプソンウォッチ修理センターで時計の修理を担当するWさんです。首にぶら下げた「キズミルーペ」(目に装着して使用する拡大鏡)と白衣姿がクールなWさんの愛用時計、推し時計、そして時計を大切に扱うポイントも併せて訊きました。

文:with ORIENT STAR 編集部


Profile

  • 時計修理技能士、Wさん

  • ●趣味=サッカー観戦&ランニング
    もともと高校時代まで、サッカーをしていました。現在はランニングにハマっていて、初のフルマラソン(松本マラソン)に挑戦しようと思っています。

  • ●好きな食べ物=パン
    最近は近所のパン屋さんの焼きたてパンの美味しさと香りにハマっています。松本市にあるスイートというパン屋さんなのですが、カレーパンと牛乳パンもおすすめです。


Q1 「愛用時計」を教えてください。

現在は生産終了になってしまいましたが、『オリエントスター レトログラード』(型番=WZ0071DE)というモデルです。


Q2 購入したきかっけは?

約10年前に(弊社の)新商品展示会で見かけたのがきっかけです。46系ムーブにレトログラード機構が付いた時計で、「そもそもレトログラード機構とは?」から始まり、「構造が知りたい!」と興味が沸き、調べているうちに実際に欲しくなり購入しました。


Q3お気に入りのポイントは?

時間・パワーリザーブ・カレンダー(日・曜)をすべて針でアナログ表示されていて統一感があり、一目でレトログラード機構だと分かるデザインです。レトログラード針(曜針)の日曜から月曜にジャンプする瞬間が楽しくて、購入当時は何度も動かした記憶があります。複雑時計に対する興味がわいて、色々な複雑時計の構造を勉強するきっかけにもなりました。




Q4 今、イチ推しの時計は?

M45 F7 メカニカルムーンフェイズ リミテッドエディション 』(型番=RK-AY0122N)ですね。46系ムーブの進化版であるF7系ムーブに月齢機構が搭載されています。その複雑機構もさることながら、真っ黒な見た目のインパクトが絶大! 見る角度によって様々な表情に変わる文字板のグラデーションも綺麗でオススメです。




Q5
時計選びに関するこだわりは?

様々なシーンを想像しながら選ぶのが好きですね。それとメカニカルでありながらも洗練されたデザインに落とし込まれた時計でしょうか。機械式時計は単に時刻を確認するだけの道具ではありませんから。セミスケルトンモデルや、シースルーバックの裏ぶたなど機械式ムーブメントを魅せる構造とデザインにこだわったものに惹かれます。もちろん日常使いができるよう時計の基本的な機能として時刻の優れた視認性やパワーリザーブインジケーター(あとどれくらいの駆動時間かわかる機能)などは必須でしょう。

オリエントスターは、セミスケルトンモデルや、シースルーバックの裏ぶたを多くの機種に採用するなど、機械式ムーブメントを魅せる構造多い。機械の動きを見て楽しむことができ、またパワーリザーブ機構が搭載されているモデルも多いので、実用面も魅力です。


Q6 最後にひと言!

機械式時計全般に言えることですが、定期的にメンテナンス(オーバーホール)すれば長く使えるもの。私が愛用する『オリエントスターレトログラード』も購入から10年経ってもまだまだ元気に動いています。愛用する機械式時計は長く使い続けたいものです。

オリエントスターがこだわってきた機械式ムーブメントが生まれたのは1971年。昭和46年にちなんで「ヨンロク」と呼ばれるムーブメントは、進化してきたとはいえ中心的な機構は変えていません。50年以上も作り続けられてきた実績は信頼の高さの証でもあると思っています。


●編集後記

Wさんによると、アフターサービスに届く時計の多くは、破損したものがほとんどなのだそう。「暑い日、汗をかいたときはとくに、時計をはずしたらこまめに拭いてあげる。それだけでも、だいぶ変わります」とのこと。質実剛健にみえる腕時計も、中身は精密機械。健康診断や車検があるように、定期的なメンテナンスが大切ですね。

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