『クロノス日本版』編集長・広田雅将さんがコンテンポラリー「スケルトン」の取材にやって来た!

2022年12月16日

2022年9月、オリエントスターからコンテンポラリーコレクション初の「スケルトン」が発売されました。今回は、その時計を見て以来、関心を寄せていただいている時計専門誌『クロノス日本版』編集長の広田雅将さんが、「スケルトン」の魅力やつくり込みに迫ります。応対するのは同モデルの企画を担当した田邉大輔と、デザイン担当の久米克典。緊張あり、笑いもあり、ここでしか読めない取材の様子をお届けします。広田編集長による取材後記もお見逃しなく。

文:with ORIENT STAR 編集部

※取材は十分な感染予防対策を行って実施しています

いまだ明かされぬ“スモールセコンド”の謎

広田雅将さん(以下、広田) 『クロノス日本版』編集長の広田です。今日はよろしくお願いします。

田邉大輔(以下、田邉)・久米克典(以下、久米) こちらこそよろしくお願いします。

広田 早速ですが、オリエントスターはスケルトンウオッチをずっと量産ベースで、しかもパワーリザーブを載せなければならないというスケルトンにしにくい制約の中でつくり続けています。まずはそのスケルトンの歴史から伺えますか。

広田雅将(ひろた・まさゆき)さん。時計専門誌『クロノス日本版』編集長、時計ジャーナリスト。大学卒業後、外資系メーカーなどに勤務するも、時計ジャーナリズムを生業にすることを目指し退社。執筆活動をスタート。2017年より現職。ドイツの時計賞「ウォッチスターズ」審査員も務める

田邉 もとをたどると、1975年に完成した48320という手巻きのムーブメントから始まっています。これは日付表示付きで、しかもそれがりゅうずの2段引きで操作するタイプではなく、専用のプッシュボタン式でした。このキャリバーが開発されてから10年以上が経過した頃に、機械式時計に新しい価値を見いだそうとなり、機械式ならではのスケルトンに着目したのです。

久米 デジタルやアナログクオーツの需要が大きくなった1980年代に、機械式手巻きムーブメントを量産し続けていること自体が非常に珍しかったのですが、そんな時代の中で1991年に誕生したのが「モンビジュ(※1)」です。

※1 現在は販売を終了しています。

1991年発売の「モンビジュ」

広田 これ、よく出来ましたよね。この頃、どうやって抜いていたんだろう。

久米 ほぼ手作業だと思います。それで、2代目が文字板なし、完全スケルトンの「モンビジュ」です。この頃は、極限までムーブメントを肉抜きすることに注力していました。しかもこれ、8万円くらいで売っていたんですよ。

広田 完全におかしいですよ(笑)。全く割に合わない。

田邉 その後、2003年にパワーリザーブ付きのスケルトンモデルが登場します。その翌年には「オリエントスターロイヤル(※2)」として精度を向上させたモデルを発表しました。

※2 現在は販売を終了しています。

パワーリザーブ表示を備えたスケルトンウオッチ「オリエントスターロイヤル」。2004年発表

広田 このムーブメント、通常の2番車、3番車、4番車、がんぎ車の輪列はそのままで、わざわざスモールセコンド(小秒針)用の歯車を追加している。こんなこと普通やらないですよ。よくこんな“魔改造”をやりましたね。でも、このモデルで一つのスタイルが完成したわけですね。
そもそも論として、なぜスモールセコンド化したのですか。

田邉 そうなんです。普通はやらないと思います(笑)。スモールセコンドにした理由ですが、薄さを追求するため!という優等生的な回答をしたいところですが、決してそれだけではないと考えています。
なぜなら、昔からオリエントスターには、感情を揺さぶるようなデザイン性を何より重視する風土があったからです。すでに当時の開発メンバーはほとんど残っていないので想像になりますが、「スケルトンを美しく見せるにはどのようなレイアウトが最適か?」という強いこだわりの下、動きが一番見える心臓部分と秒針をそばに配置するためにスモールセコンドを選んだのではないかと考えています。

田邉大輔。WP事業戦略推進部所属 。2004年、オリエント時計に入社。営業などの業務を経て11年に商品企画の部署へ異動。以降、主にオリエントスターのモデルの商品企画を担当する

広田 でも、そもそもパワーリザーブがあってそこにスモールセコンドが付くと、さらに抜きにくくなりますよね。スケルトンってスモールセコンドもないムーブメントを肉抜きするというのが通常の考え方じゃないですか。

田邉 難しくて他社がやらないことほどチャレンジする意味がある!といった強烈なこだわりのようなものがありまして……。それは今も残っているのではないかと思います。

久米 デザイン的に華やかさやにぎやかさを加えたかったんじゃないかと思いますね。

スケルトンの方向性を先取りしていた!?

久米 それでこちらが2010年、オリエント時計の創業60周年を記念して、「ロイヤルオリエント(※3)」から12本限定で販売したモデルです。

広田 こんなのあったんですか。初めて見ました。この仕上げ、すごいですね。面取りも深い。これは今年のコンテンポラリーのスケルトンに通じるものがありますね。

久米 完全にオリジナルデザインのムーブメントで、地板も全て手仕上げになっています。設計のメンバーはもう懲り懲りだと言っていましたけれど(笑)。それまでクラシックでやってきたスケルトンを、少しモダンな方向でチャレンジしようと模索していた時代ですね。

※3 現在は販売を終了しています。

2010年にわずか12本だけ販売された「ロイヤルオリエント」のスケルトンモデル。「写真を撮ってInstagramに上げていいですか?」と広田さんも興奮

田邉 その後2016年に、従来のようにムーブメントを抜けるだけ抜く見せ方から方向性をシフトしたのが、こちらのオリエントスターの量産機になります。

広田 オリエントスターのスケルトンは、もともとすごく抜いているところに機構を足した結果、受けの造形などを考えざるを得なくなって。このモデルが一つの解だと思うんですよね。バランスを取ってここに至ったのかなと。

田邉 おっしゃるとおりです。

広田 でもそれは今の時計メーカーが志向するスケルトンの方向性を先取りしていて。今、スケルトンを出すメーカーが増えて、抜きやすいように抜くのではなく、造形を意識した抜き方になっているんですね。オリエントスターは、実はそれが早かった気がするんですけれど、どうですか。

久米 当時のモデルには直接関わっていないのですが、地板の造形から着想して、そこから文字板のレイアウトを考えるということはやっていたと思います。

久米克典。WPデザイン開発部所属。2001年、セイコーエプソン入社。12年からオリエントの一部のモデルのデザインに携わり、14年からはオリエントブランドの中心的デザイナーを担う

広田 量産ムーブメントって穴を開けるようにできていないし、生産性を上げるために部品も一番つくりやすいところに置くのが定石。スケルトンに絶対に向かないのに、よくやり続けたなと。ぶっとんでいますよね(笑)。

田邉 オリエントスターの商品体系を見直し、ブランドとして大きく舵を切ったのが2012年頃です。それまでもスケルトンを含めた機械式時計は、嗜好品としてつくり続けていましたが、より普段使いしていただきたいということでパワーリザーブインジケーターを標準装備しようと決めました。

久米 創業時から機械式時計をつくり続けてきて、クオーツ全盛の時代も乗り越えて、改めてオリエントスターらしさとは何なのかと考えたときに、やはりムーブメントそのものに手を加えて世の中にないものをつくれるという、そういうところの意地と言いますか。

広田 まさに意地ですね。

久米 そこをより進化させたのがスケルトンですし。手巻き時計だからこその利便性を考えたら、パワーリザーブもあったほうがいいよね、というところからつながっていくんですね。

広田 なるほど。最近で驚いたのが昨年発表されたクラシックコレクションのスケルトンです。なぜあんなに飛躍的に仕上げが良くなったんですか。受けの抜き方から色から、全て別物みたいに進化していて。しかもあの値段(注:35万2000円)で。何が変わったんですか。

田邉 スケルトンをより進化させていこうという思いは常にありましたが、基本的にムーブメントをデザインするということは、機能上さまざまな制約があります。その中で形状の美しさと仕上げの美しさを共存させて、ブランドの顔となるスケルトンを開発していこうという機運が高まっていきました。

広田 それはいつ頃ですか。

田邉 2017年のセイコーエプソンとオリエント時計の統合が大きなターニングポイントだと思います。統合後の初号機である月齢モデルを発表し、それと同時並行的にブランドのフラッグシップとなる新スケルトンの開発が進んでいきました。その結果、2021年のクラシックスケルトン、そして今年のコンテンポラリースケルトンにつながっていったのです。

今年、コンテンポラリーコレクションから初めて登場した「スケルトン」。モダンにまとめられたデザインはこれまでのスケルトンウオッチの古典的な印象を覆す
 

「よくやったな…」広田編集長も感嘆の面取り

広田 そのスケルトンに載せたF8キャリバーは、ムーブメントの厚みがあればこそ、そこを逆手に取って面取りを深く入れられた気がしていて。薄いムーブメントをベースにしたスケルトンとは全く違う打ち出しですよね。

田邉 先ほどお話した仕上げや加工の見直しから、ムーブメントをより美しく見せるために技術部門と何度も議論を重ねました。機能を意識しながら美しい文字板をつくり上げているという感覚でしたね。

広田 本当によくこれほど深く面取りをしましたよね。これ、生産から文句言われたりは…。

久米 もう言われっぱなしでした(笑)。

田邉 あと、多くの方に手に取っていただきたいということで、販売価格についても最後まで議論を重ねましたね。

広田 確かにこの価格帯でこれだけ深く入っているのは相当珍しい。でもそれがすごく利いていて、結果的に造形としての深みが出ている。面取りを入れたほうが明らかにいいんですが、これだけいろいろな場所に入れるとなるとものすごい手間ですよね。

久米 多い上に、入れにくいんです。加工の効率だけを考えれば、もっとシンプルな形にするんですけれど……。

広田 ですよね。このスモールセコンドを支えている部分の受けなんて、S字のような形状ですもん。やらないですよ、普通は。これはがんぎ車を見せるために?

久米 一番はそれです。一番見せたいところをいかに美しく見せるかと。

田邉 ブルーは光のあるところだとすごく明るく見えるんですが、暗いところだと真っ黒に見えてしまうので、いかに光を当てるかということに重点を置きました。シリコン製がんぎ車のブルーは着色しているのではなく、がんぎ車に施されている酸化膜の膜厚をナノメートル(100万分の1mm)単位で調整し、光の反射をコントロールすることで鮮やかなブルーを表現しています。この鮮やかさを実現するには光が必要ですので、小秒部分の開口部分は必然的にこのような形状になっていきました。

広田さんが特に唸ったのが、小秒針を支える受けの面取り。S字部分にフォーカスが当たるように、小秒部分をトリミングしている

広田 この時計は行くところまで行った気がします。スケルトンで、この仕上げで、この価格。よくやったなとしか言いようがないですよ。今回のコンテンポラリーのスケルトンは、スケルトンでは初のモダンテイストだと思いますが、何かデザインのモチーフになったものがあったんですか。

久米 より普段使いできるものというテーマがあったので、生活の中で目に触れるものに近いものがいいなというところから始まって。そこから現代建築のような、構築的で直線的な空間をイメージして、その先に宇宙が見えているようなイメージでデザインしています。

広田 触発された建築はありますか。

久米 そうですね。国際フォーラムのような国内の現代建築などからうまく着想できないかと考えました。さらに言うと、これは社内でもあまり言っていないんですが、日本の寺社建築に虹梁(こうりょう)という梁があります。日本人にとてもなじみがあるし、しかも見ていて美しい。そういうエッセンスも取り入れられないかと。それらがミックスされて出てきたイメージですね。

広田 直線的なデザインを、量産ムーブメントでやるっていうのもまた謎で(笑)。他社のスケルトンって、ムーブメントの輪列がスケルトンに向くような配置になっているじゃないですか。デザイナーにとってフレンドリーな設計になっている。でもオリエントスターは違いますよね。

久米 全然違いますね。ネジ位置が決まっているのでクラシックから変えるためにどんな方法があるのか、というのはすごく吟味したところです。

時計マニアは“虹”に快哉を叫ぶ

広田 最近のスケルトンも完成度としてはほとんど言うことがなかったんですが、今回のコンテンポラリーでよりいいと思ったのは、いわゆる「虹挽き」(注:虹のような輝きを放つ筋目処理)です。インデックスにもムーブメントの仕上げにも虹が出ているじゃないですか。これは狙ったものなんですか。

久米 虹の出方は、仕上げ目のピッチと角度の計算によりある程度はコントロールできるんですけれど、昨年のクラシックのスケルトンは虹挽き以上に、ムーブメント全体が煌びやかに輝いています。今回はムーブメント全体にグレーメッキを施し、ギラつきを少し抑えることで美しく輝く虹挽きが際立ったのだと思います。これは新しい発見でしたね。

広田 色彩がそろったことで全体に統一感が出た感じがします。

今年登場したコンテンポラリーコレクションのスケルトンは、ムーブメントにグレーめっき加工が施され、日常的に着けやすい落ち着いた顔つきに

田邉 従来のクラシックテイストのスケルトンは、ムーブメントの美しさにスポットを当てるために、ムーブメントと文字板を分離させたデザインを多くそろえていました。しかし、ムーブメントの輝きが煌びやかであるが故に、趣味時計としては良いのですが、普段使いできる時計としてはまだまだ他にできることがあるなと考えていました。
その観点からムーブメントパーツと文字板パーツをグレートーンで統一し、今までにない“馴染むスケルトン”を目指しました。「色が少ないからこそ落ち着いた色気がある!」というイメージです。

広田 仕上げも色彩も含めて統一感が出たという点で、オリエントのスケルトンの一つの集大成だなと思います。あと、この時計はケースが薄いじゃないですか。使える時計にするという配慮が出たと思うんですけれど、いかがですか。

久米 普段は自動巻きをメインにデザインしていますが、手巻きになることで物理的に薄くできるということと、今回は風防を両球面サファイアクリスタルにすることで多少なり薄くできたことはあります。ただ、実はあまり薄さを意識していなくて、狙ったのは全体としてのまとまりですね。

広田 まとまりというと、例えばどんなところにこだわったのですか。

久米 ケースの構造上、風防のガラスの周りにパッキンがあります。薄さを最優先するとそこにわずかに段差ができてしまい、指で触ったときに引っかかるんですよ。今回はガラスからベゼルにつながる美しいカーブ形状にこだわり、球面ガラスの曲率や厚みを細かく調整しています。

風防を横から見る。両球面サファイアクリスタルとベゼル形状が滑らかなカーブを描き、直線基調のモダンなデザインに良いアクセントを加えている

広田 ガラスからベゼルの滑らかなカーブにつながるように、ラグの立ち上げの部分が上がっているじゃないですか。それにより時計全体のデザインが一つにまとまっているのもすてきだなと。あと、針の先端の曲げもよくやりますね。

久米 全体をまとめる上で、欠かせなくなっちゃったんです。

田邉 フラットな針ではなくて、3面カットして仕上げ分けした針を曲げるので、結構大変で。面が入ったものを曲げるのはあまりやらないですね。

広田 絶対に生産サイドから嫌がられますよね(笑)。しかもインデックスに針がドンピシャで重なっている。意地を感じますよね。

田邉 もはや意地ですね。今回は分目盛りが入ったリングをインデックスの外側に採用しています。ケース内側の立ち上がり面を斜面にすることで文字板全体の密度感を出しました。スケルトン=抜け感ということではなく、程よく密度感を加えることで時計としての安心感が生まれ、普段使いしやすくなると考えたからです。

遊びを重ねて大人になったオリエントスター

広田 前のクラシックも良かったけれど、今回のコンテンポラリーはさらに好きで。色彩や薄さなどを含めて使えるパッケージになっていると思います。お2人はこの時計をどんな人に使ってほしいですか。

田邉 今までのスケルトンは、機械式時計を複数持たれている方が趣味の一本としてお使いいただいているという声が多く、着用するシーンがある意味限られた特別な一本であったと思います。車でいうとセカンドカーやサードカーのような。もちろんそういった楽しみ方もありますが、より多くの方にスケルトンの美しさに触れていただきたいという思いから、モダンなデザインに落とし込み、メタルバンド、コンパクトなケースサイズ、艶を抑えたグレーのムーブメントを採用し、シーンを選ばない着けやすいスケルトンにこだわりました。今まで機械式時計に触れる機会がなかった方にも、この時計をきっかけに機械式時計ファンになっていただければなと思います。

「オリエントスターは使えるスケルトンをつくるほとんど唯一のメーカー。今年のスケルトンはその一つの完成形」。広田さんの賛辞に「今後も心を揺り動かすことができるデザインを目指したい」と意気込む開発者2人

広田 グレーにしてもこれだけ深く面取りが入っているから、光を拾って高級に見えます。これ、普段使いのスケルトンとしては本当に優秀ですよね。誰にでも、どんな服装にも合うと思う。

田邉 時計を着けなくてはならないシーンがどんどん減っていると思いますが、そんな中で、朝時計を着けることによって “よし!”とスイッチが入るような、その人の背中を押してくれるような存在になれればと思っています。時刻を確認するときだけでなく、ついつい時計を見たくなるような。常に着けておきたくなるような時計になってほしいと考えてつくっていましたね。

久米 結局、自分たちには二つの考えがあって。まずは腕時計を身に着ける機会が少なくなった方々に、実際手に取っていただきたいということ。それと手に取っていただいたら、もう着けていないと不安になってしまうぐらいの存在になりたいということ。これらが私たちのベースになっていると思うんですよね。

広田 今まで“遊び”を重ねてきたオリエントスターが、個性を出しつつもなじむ時計をつくったところが、すごく大人になったような感じがしますね。

田邉 30年以上かけていろいろなスケルトンにチャレンジしてきたからこそ今があるというか。遊び方がちょっと慣れてきたような感じですかね(笑)。

広田 今日お2人の話を伺って、パッケージも含めてすごくオリエントスターらしさが出た時計だと改めて認識しました。この路線が伸びていくと個人的にはうれしく思いますね。今日はありがとうございました。

田邉・久米 こちらこそありがとうございました。


『クロノス日本版』広田編集長の取材後記

筆者はオリエントスターを誤解していたかもしれない。これは面白い試みを盛り込んだコレクションという以上に、良い意味で時計づくりが頑固なのである。象徴するのはF8を乗せたスケルトンモデルだ。そもそもムーブメントに「穴」を開けてスケルトンにするには、相応のベースがいる。つまりは、薄くて、加工したときに見栄えのするムーブメントだ。対してオリエントスターは、まったくスケルトンに向かない量産機に、せっせと穴をうがち続けた。さてどうなるのかと思っていたら、近年のモデルには驚かされた。F8のスケルトンは、穴の周囲に深い面取りを施すようになったのである。30万円台で、これだけ映える面取りを施したものはないだろう。結果として、この時計は光にかざすと、独特の冴え(光にかざすと分かるはずだ)と立体感を見せる。しかも、時計が適度に薄いため装着感も優秀なのだ。頑固という表現はネガティブに聞こえるかもしれない。しかし、オリエントスターのスケルトンに高い完成度をもたらしたのは、その頑固さ、粘り強さがあればこそ、ではないか。


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