[見せます、社員愛用オリエントスター]Vol.6 文字板の美しい仕上げや気の利いた小技を日々愉しんでいます
2023年3月17日

オリエントスターのコレクションを把握し、各モデルの特徴を熟知している人といえば……そう、オリエントスターに関わる社員たちです。毎日のように自社の時計と向き合っている彼らのお気に入りの一本とは? その時計のどんな部分に惹かれ、どのように楽しんでいるのか、社員の愛用オリエントスターについてレポートします。今回は営業担当のIさんに聞きました。
文:with ORIENT STAR 編集部
- Iさん、50代
- ○職種 営業
- ○趣味・好きなこと 古着屋巡り、文具収集
- ○愛用時計 クラシック ヘリテージゴシック(RK-AW0004S)


2018年の夏頃、このモデルが発売されてすぐに購入しました。たしか、セイコーエプソンとオリエント時計が統合して初めてのクラシックデザインだったと記憶しています。オリエント時計の時代にはあまり見られなかったデザインが目に留まりました。

モデルの位置づけはクラシックコレクションなのですが、クラシックにもモダンにも属さない独特のケースデザインに惹かれましたね。シンプルな文字板と、ややクラシカルなインデックスによる大人っぽい顔つきも気に入っています。

シンプルなデザインなので、スーツやきれいめな服装にはだいたい着けています。一方で、ヴィンテージのミリタリーウオッチのようなテイストもあるので、カジュアルファッションにも合わせやすいですね。

白い文字板は、金属に筋目を入れることで光沢感を抑えたマットな色合いになっています。この文字板の仕上げがとにかくきれいなのですが、それとブルーのインデックスや針との対比がとても美しいです。アラビア数字のインデックスは立体感がある点もいいですね。

この時計には小秒針とパワーリザーブ表示が付いているのですが、その表示の部分だけ文字板に装飾が施されていて、小ぶりな針なのにすごく読み取りやすいんです。自社製品ながら、こういう“小技”は気が利いていると思います。

この時計を着けていると、海外ブランドの時計に間違われことが多いんですよ。いい意味で、国産の時計とは異なるデザイン性を感じますね。
それと、大ぶりな時計の場合、シャツなどのカフス(袖口)は時計を着用する方だけ大きく仕立てるのですが、この時計は小ぶりなので袖口に引っかかることもほとんどありません。服にこだわりがある方には特に相性がいいのかなと思います。

今の世の中にはソーラー発電の時計が多く見られますが、ソーラー発電は採光の都合上、文字板の表現に制限が出てしまいます。その点、機械式時計は文字板を自由に表現できます。この時計を使ってみて、文字板の出来が時計全体の美しさにつながることを実感し、文字板の仕上げの重要性を再認識しました。